世界ダウン症の日

当社オリジナルブランドのひとつ、『RAU-RAU-G -YUKA-』の商品のデザインになっている総柄プリントの絵は、ダウン症候群の女性・西村有加さんが描いてくださっています。

『世界ダウン症の日』とは、ダウン症候群の啓発を目的として、世界的規模で毎年3月21日に開催されている、国連が定めた国際デーのひとつです。

『世界ダウン症の日』。

この日は、ダウン症のある方々そのご家族・支援者の方々への理解がより深まっていく事、

ダウン症のある方々が「自分らしく、安心して暮らしていける」ように、様々な啓発のイベントを通し、世界中の皆様に訴えていくためを目的として、毎年3月21日に開催されています。


はじまりは2004年、世界ダウン症連合がこの日を制定。2006年から『世界ダウン症の日』が始まりました。

2012年からは国連が国際デーのひとつとして、3月21日を「世界ダウン症の日」として制定。

毎年様々なイベントを通して、ダウン症候群について世界中の人々に訴えかけています。

なぜ、3月21日なのか。

それはダウン症候群の方の染色体の数にもとづいています。

ダウン症候群の方々の殆どが

“21”番目の染色体が“3”本あることから、「3月21日」が『世界ダウン症の日』として定められたのです。

「世界ダウン症の日」公式サイト:公益財団法人日本ダウン症協会(JDS)から引用・抜粋いたしました。

▼『ダウン症候群』という先天性疾患について▼

体細胞の中には46本の「染色体」というものが存在します。その中の「21番染色体」が1本多く存在し、計3本持つことで発症するのが『ダウン症候群』という症例です。

染色体が3本存在するという意味を持つ「トリソミー」を使い、「21トリソミー」とも呼ばれています。

新生児に多く見られる精神疾患ですが、原因などはまだわかっておらず、偶発的におこる事が殆どで、性別や人種、経済状況にかかわらずどの国にも800人~1000人に1人の確率で生まれます。

▼ダウン症の特性について▼

筋肉の緊張度が低く多くは知的な発達に遅れが見られます。 また全体的にゆっくりとしたスピードで発達します。

合併症(心疾患等)を伴うことも多いのですが、現在の医学や医療、療育がすすみ、 早期発見が可能となったため、適切な治療を受けられるようになりました。


▼どんな人が多いのか▼

● ダウン症の方は、陽気で明るく、人懐っこいと言われています。

とても表情豊かで、人のものまねをしてみたり、音楽にあわせてからだを動かしたりするのが好きな子も多いようです。

基本的におだやかなのですが、自分の意見をなかなか曲げず、頑固で融通が利かない一面もあります。

●「いつもと違う出来事・事柄」にひどく戸惑ってしまい、対応が出来ず動作をやめてしまうことがあります。

ですが、ものごとをゆっくりと丁寧に学び、一度身に着けた順序はきっちりと守るため、 習慣づけるという訓練をすれば対応できます。

● 気持ちの切り替えが苦手で少しでも嫌な気持になると「次に向けてのとりくみ・行動」を起こすのが苦手です。

「遊ぶ時間」から「家に帰る時間」、「ご飯を食べる時間」など、何かに夢中になっているときに声をかけても反応できなかったりなど、 上手く出来ないことがあります。

無理に行動させると機嫌が悪くなったり、怒ったり、気持ちが上手くついていかず、不機嫌になってしまいます。

● 周囲の雰囲気にとても敏感です。

誰かが泣いているとそれ以上に自分が泣いてしまったりと同調しやすい一面があります。

他人に対する思いやりが深いのも、大きな特徴のひとつです。